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2010年04月28日

対話すること

先週の金曜日(23日)に2つのセミナーに参加してきました。
連続セミナー人々の生物多様性 第7回 木材生産と先住民族 
 〜生物多様性の宝庫サラワクの森から〜

先住民族の10年市民連絡会2010連続セミナー 生物多様性と先住民族
 第2回 先住民族の伝統知の保護について


サラワクの話ではFoEマレーシアのジョク・ジャウ氏から「サラワク先住民族と森林開発」
というタイトルで、お話がありました。

サラワク州では木材産業が天然ガス、石油製品に次いで大きな割合を示しています。
そして、その木材の輸出先の60%を日本が占めているそうです。

そのサラワクで今起きている問題。
州政府が熱帯雨林を木材の為の森林プランテーションや、パーム畑への転換を進めています。
そこで起きるのが、先住民族との土地に関する意見の食い違いです。

先住民族は生活の場として、住居や耕作地だけでなく、
狩猟、漁業、林産の場としてもジャングルの中で土地を利用してきたと主張しています。
住居や、耕作地は明らかに利用していることが分かりますが、狩猟の場を証明するのは難しいそうです。
先住民族も、こうしたジャングル内での土地利用を示す地図を作製はしているそうですが、
州政府はそれを認めてはいないようです。
そして先住民族が権利を主張する土地に対して業者に開発権を出し、
開発側と先住民族との間で問題が生じています。

州政府側の意見を聞いていませんので、今回の話で州政府=悪であるとは考えませんが。
きっと州政府にも言い分はあるのだろうと思いますし。

ただ、対話が足りないことは間違いなさそうです。
州政府は開発に際して環境アセスメントを実施するそうですが、そこに先住民族は含まれないそうです。
これではちょっとまずいのではないかなと個人的には思います。
環境アセス自体にも問題があるようです(これも実際にはどうなのかわかりません)。


次に行ったセミナー、「先住民族の伝統知の保護について」では講師の松井健一氏が分かりやすく、
先住民族の伝統知について説明してくださいました。

伝統的知識はABSに関連して今度のCOP10でも重要な議題となります。
当社のビジネスにも大いに関わります。

伝統的知識に関してどのように先住民族に利益を分配していくか。

先住民族のコミュニティーの問題があります。
利用した伝統的知識がどこから来たものなのか?どのコミュニティーに利益を分配するのか?
とても難しい問題です。

松井氏に質問してみました。
どのようにすれば先住民族への利益分配が一番うまくいきますか?と

対話することです。と教えてもらいました。一つ一つ対話すること。
対話することで、伝統的知識に関わるコミュニティーも分かるだろうし、
利益分配の方法も分かるだろうと。
利益分配もお金だけでなく、彼らが本当に求めるものが対話することで分かってくる。

おっしゃる通りですね。
それが可能なのかは別として、対話することは大事です。
サラワクの例も話し合えば解決の道も見えるかもしれません。


当社では主に微生物産物を扱っているので、
今のところ伝統的知識が大きな問題となることはありません。
でもこれからは伝統的知識に関しての問題も出てくる可能性はあります。
ブータンとも契約し、薬用植物の利用も増えてくるでしょう。

その時CBDに準拠して事業を行う会社としてどう対応していくか。
中途半端なことをやっていては駄目だなと思いました。

全てを解決できるのかは分かりませんが、その時できる最善を尽くしていかねばなりません。



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2010年04月26日

シンポジウム紹介

日本における里山・里海の生態系サービス評価:
生物多様性条約第10回締約国会議に向けた地域からの貢献

日時:平成22年5月23日(日)13:30〜17:30
開催場所:国連大学本部3階 ウ・タント国際会議場
入場料:無料(定員300名・事前登録制)
使用言語:日本語および英語(同時通訳つき)

 5月23日に国際シンポジウム「日本における里山・里海の生態系サービス評価:生物多様性条約第10回締約国会議(COP10)に向けた地域からの貢献」を国連大学高等研究所の主催、環境省の共催により開催します。
 本シンポジウムは、ミレニアム生態系評価※1の考え方を基礎として実施している「日本における里山・里海のサブ・グローバル評価(里山里海SGA)」※2について、国内の地域毎の評価結果を発表するとともに、今後の評価結果の活用及び効果的な発信の方法を議論するためのものです。


プログラム

13:30-13:40
開会の挨拶
・武内 和彦(国連大学 副学長/里山里海SGA評議会共同議長)
・渡邉 綱男(環境省大臣官房審議官)

13:40-14:20
基調講演:ストックホルム都市域評価の実用性と効果―評価の実施規模とその規模をこえて
・トーマス・エルムクヴィスト
(ストックホルム大学 システム生態学部/ストックホルム・レジリアンス・センター 教授)

14:20-14:40
日本における里山・里海のサブ・グローバル評価の概要
・中村 浩二(金沢大学学長補佐(社会貢献)・環日本海域環境研究センター長
            教授/里山里海SGA 科学評価パネル共同議長)

14:40-15:00
SATOYAMAイニシアティブの紹介
・中尾 文子(国連大学高等研究所 フェロー)

15:00-15:20
コーヒー・ブレイク

15:20-17:20
パネル・ディスカッション「日本における里山・里海のサブ・グローバル評価のクラスター評価 − 評価のプロセス、結果、CBD/COP10に向けての機会」
議長:武内和彦
・トーマス・エルムクヴィスト
・中村 浩二
・森本 淳子(北海道大学大学院農学研究院 講師)
・小金澤 孝昭(宮城教育大学教育学部/環境教育実践センター 教授)
・大久保 達弘(宇都宮大学農学部森林学科 教授)
・森本 幸裕(京都大学大学院地球環境学堂・農学研究科教授/日本景観生態学会 会長)
・松田 治(瀬戸内海研究会議 会長/広島大学 名誉教授)

17:20-17:30
閉会の挨拶
・武内和彦



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2010年04月23日

伝えること

21日にJICA地球広場で行われたセミナーに行ってきました。
アフリカ中央部の自然と野生動物〜熱帯林の現場から語るべきこと〜

講師の先生は国際NGO WCSコンゴの西原智昭氏
20年以上コンゴ共和国、ガボン共和国で国立公園の管理の仕事をしている方です。
ガボン共和国コンゴ共和国 外務省 

セミナーの前半ではガボンの動植物の様々な写真が出てきました。
ガボンはアフリカの西海岸に位置する国で、海からジャングルまで多様な環境がそろっています。
海洋はあまり漁をしないので、かなり多様なようです。
ジャングルも、低地であるため沼地が多く人が入りにくいため原生林がそのまま残っているそうです。

残念なことにコンゴ、ガボンでも熱帯林の伐採が進んでいるそうです。
伐採を禁止するのは非現実的だそうです。
そこで仕事が得られる人のことを考えると、止められないそうです。
もう、一緒にやっていくしかないそうです。
合法でない行いの監視をして、人と環境とのバランスをとっていくしかないとのこと。


こんなことを最後におっしゃっていました。
現地の人は振り回されている。
開発も保護も先進国が主導している。

ある人は開発をしろと言い
ある人は保護をしろと言う
またある人は研究を
別のところではエコツーリズムだと言う
みんな主張しているのは先進国の人たち。

エコツーリズムは?
自然を守る?
現地にお金を落としていることを認識しているか?
還元されたお金が原住民に行くことを認識しているか?
そのお金で、原住民は森から離れ伝統文化を失っていく。
いずれは貨幣経済の波は押し寄せてくるのだろうけど、それを推し進めていることを認識する。

アフリカ熱帯林の中で生活する原住民(ピグミー;西原さんはピグミーさんと呼んでいました)。
ピグミーさんはジャングルの色々な地域で生活しています。言葉が違う部族もあるそうです。
言葉が違うにも関わらず、ある伝統的な踊りと歌は全てのピグミーさんで同じなのだそうです。
伝統的に受け継がれてきたものなのだろうとおっしゃっていました。
それが、これから失われてしまうのではないかと心配していました。

西原さん自身もエコツーリズムをしています。
自分のしていることがそれを速めていることも知っています。
自己満足なのではないかと常に自問しているそうです。
今でも悩んでいるそうです。

西原さんは現地で環境保全や管理について現地の人たちに指導しています。
それだけでなく、日本人として何が出来るのか?

日本人として、日本人に日本語で伝えること。

地域の住民がどう変わっているのか、伐採の状況はどうなのかなど。

日本もアフリカの熱帯材を使っているそうです。
マルミミゾウ、この象牙はハード材でハンコに向いているそうです。
日本人に特に需要があるそうです。需要があるので、密猟も起こっています。

現地で実際に活動する西原さんに出来ることが伝えることならば、
日本に暮らす私たちにできるのは知ることかな。
もちろん知るだけでは駄目なのでしょうけど、
最低限のこととして知ること、考えることが重要だなと思いました。



マルミミゾウは石鹸が好きなんだそうです。
石鹸を取りに象が家の中に入ってきたそうですよ。
マレーシアの象も石鹸好きかな??



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2010年04月22日

エコロジカル・フットプリント

以前に紹介しましたエコロジカル・フットプリントの計算の日本バージョンが出来たようです。
GFNの伊波様より情報をいただきました。ありがとうございます。)

Global Footprint Network Personal Footprint

Take the Quizから入ってください。日本が選べます。もちろん日本語で出来ますよ。

食生活、生活スタイル、移動手段、光熱費などの質問項目があります。
電力会社を選ぶ項目がありました。
これって、発電方法の依存率とか関係してくるんですかね?

もし、そうだとしたらどの発電方法が一番地球に負荷を与えると考えているのか興味があります。
原子力が良いのか?太陽光、風力などは良さそうですけどね。
どこまで考慮されているんですかね?発電時のCO2排出量?建設から廃棄まで?

伊波様 もしよろしければ教えてください。
お時間のあるときで良いので。的外れな質問でしたらごめんなさい。

ちなみに私の結果はこんな感じです。

EFP.JPG
            出典:Global Footprint Network 計算結果

皆さんも是非試してください。
自分がどれだけ地球に負荷を与えているのか知ることはとても重要だと思います。
伝えること、知ることはとても重要です。


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2010年04月21日

説明会

★「生物多様性条約COP10がやってくる!」★
コップって何?自分たちもコップに参加しよう!(仮)

(生物多様性条約の解説と、COP10の注目議題、COP10/COP-MOP5への関わり方説明会)


日 時:2010年5月22日(土)16:30〜19:35(後半50分は自由参加の軽食交流会です)
場 所:大阪市中央区難波4-2-1難波御堂筋ビルディング難波御堂筋ホール 会議室(ホール9A)
講演者:原野スキマサさん(CBD市民ネットワーク運営委員/環境ライター)
    長野義春さん(越前市エコビレッジ交流センター指導員)
    磯部裕司さん(生物多様性条約第10回締約国会議支援実行委員会)
    奧田青州さん(環境省生物多様性地球戦略企画室生物多様性条約係長)
主催:環境省近畿地方環境事務所
協力:きんき環境館
後援(予定):CBD市民ネットワークほか
参加費:無料(交流会参加は1,050円) 定員100名

10月には名古屋で、生物多様性条約(CBD)について話し合う締約国会議(COP10/MOP5)が開催されます。今回、国際生物多様性の日に合わせ記念行事として標記説明会を開催します。
内容は、生物多様性条約の解説から始まり、過去のCOPの様子、COP10の注目議題やCOP10への様々な関わり方の紹介、関連ホームぺージの使いこなし方等、それぞれ講師がわかりやすく解説します。生物多様性にちょっと興味のある方、どなたでも参加していただけます!



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